地震予測観測網(JYAN研究会)

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災害時に携帯電話が繋がらないって本当?

災害時に携帯電話が繋がらないって本当?

今も、福岡県や大分県で集中的な豪雨が続いていますが、災害時の情報通信が殆どダメだった事がテレビなどの現地取材で判ってきました。実は、これは十分予想されていたことなのですが現実になってみると情報通信網は有線だけに頼らない方法が必要なことが良く判りました。携帯電話があるのにどうして?と、疑問に思われる方が殆どだと思いますが、理由は簡単です。携帯電話の無線基地局も基幹局との接続は有線通信(光等)に変わっているのです。最初は、全部無線通信回線を使っていたのですが、災害時は有線と無線と二重となり、信頼度がアップしていたのですが、光回線の普及によって安価で安定した大容量の光ケーブルに移行してしまったのです。その証拠に、昔流行ったパラボラアンテナを使うマイクロ回線が殆ど姿を消しています。皆さんの所の電話局も、マイクロウエーブのアンテナが消えていませんか?

実は、これは、大事な二重通信回線が無くなってきている証拠なのです。従って、災害時に光ケーブルが切れると、有線回線と共に携帯電話回線も繋がらなくなります。皆さんが頼りにしていた携帯電話が実際は繋がらないのです。これは全国どこでも同じような事となっており(電話やインターネットの費用が安くなっていますが)、光ケーブルが1本切れれば、もう通信手段はありません。大変な事態なのです。(まだ、迂回回線の確保はできず、将来的にも十分な体制は困難でしょう。)

そこで、無線通信回線の確保が必要です。簡単なのは400Mhzクラスで誰でも使える5Wの級の無線機が販売されています。また、昔流行ったアマチュア無線という方法もあります。しかし、緊急時に一般的ではありません。今の世の中は、全て情報通信で成り立っています。しかし、災害時にここまで弱いと言うことが露呈しては、無線愛好家として、一肌脱ぐ必要が無いでしょうか?私は、JARLにマイクロ無線等を使った全国縦断回線の敷設を進言しています。(財政難で取り合ってはくれそうもありませんが・・・・)JARLが頼りにならなければ、自分たちで構築しませんか?HF以外にも、いろんな方法を考案し、実際に、皆さんの協力によって(JAIAにも協力を願って)アマチュア無線での非常通信網を開設しようではありませんか!119回線だけは、どんな災害があっても繋がらなければなりません。アイデアを募集します。2017年7月7日JH6ARA 國廣秀光

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