最初は「地震トリガーの研究について」と言うことで、当局が観測した瀬戸内海近郊では、大潮の干潮時に60%、満潮時を合わせると77%の地震が発生しています。また、5・6年前のデータからでも、FMバンドのパルスノイズと、この潮汐とが82%も合致していました。これは、潮汐の重力移動が地殻を変動させ、電磁パルスを生み、このパルスの連続や多少等から地震予測が可能と考えられるのです。これらの観測で、地震のトリガーとして潮汐が深くかかわっていることも明白となります。従って、潮汐と地殻変動、電磁パルス、地震等が結びつき、地震のメカニズムや理論の解明が進むことになります。
二日目は、「FM放送電波の観測からわかる地震予知」として講演をしました。昨日は、潮汐と電磁パルスの関係から地震予知の利用法等を説明しましたが、今回は、陸上全般でのFM放送電波の電磁パルスと地震との動きや、88%の合致率等を含め発表をしました。FM電波を用いる理由や、FM放送電波の電界強度変化からいろいろな事が判る理由なども解説しました。これまで分からなかった地震トリガーや、FM電磁波と地震との関わりが判って来ましたし、潮汐の満ち込みで上向きパルス、引き潮で下向きパルスとなって現れ、地震の直前にはパルス群が、交互に入れ替わったり、急峻なパルス群となって現れた後に地震が発生していることを発表しました。
結果として、地震と電磁波や電磁気は深くかかわっており連動もしていました。地震予知には電磁波や電磁気の観測が最も有効な手段として脚光を浴びるようになるでしょう。今後とも当研究会は地震研究や電磁波観測を強力に進めていきたいと考えています。地震予知アマチュアネット JYAN研究会会長 地震予測観測網のJH6ARA国広秀光が発表しました。
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