2019年1月1日 地震予測観測網をご覧の皆様
- 当ホームページをご覧下さって有難うございます。この「地震予測観測網」ホームページは、当研究会員で、且つ、実際に観測を行っている観測網の方々に技術情報の情報交換用として運用されてきたものです。ところが、昨今はスマホをお使いの方が増えて、少々見辛くなっております、そこで、この観測網の継続版として「地震電磁波研究所」版を併設しています。最新の技術情報は、こちらをご覧戴きますようお願いします。
2017年10月1日 当該地震予測観測網の皆様
- いつも当ホームページをご覧下さって有難うございます。この「地震予測観測網」ホームページは、当研究会員で、且つ、実際に観測を行っている観測網の方々に技術情報の情報交換用として運用されてきたものです。従って、書いてある内容は、殆どが観測や電磁技術に関する事柄でなのすが、この頃は、詳細な技術情報をご覧になりたい方が多いようで、観測網の会員以外の方がアクセスしてきます。実は(半公開模様)となっても構わないと思っていたのですが、やはり、観測網として機密を要する事や共通する技術課題などは専用の方がFBに運用できます。従って、今後は、改めて、観測網会員に限って(パスワードなどで)、技術情報を載せるようにしたいと考えています。ただ、諸々の改訂作業を行っていますので、しばらく猶予を戴きますが、その間は、現行のままでお願いします。
2017年6月1日 地震情報ページとJGpU報告
- 「地震情報ページ開設のお知らせ」を本日付けで、行いました。ただし、当JYAN研究会の会員の皆様とご支援を戴いている方々のみです。それでも400名を優に越えています。
- この情報ホームページ開設は、熊本地震で悔しい思いをした事が発端です。私達の研究会や観測情報が信頼されておらず、私達の情報は官公庁やメディアの情報として扱えなかったのです。確かに、間違った情報であったり、占い的な情報であれば、信頼も無く伝達はして戴けません。そこで、実績を作り信頼される情報を配信する必要があります。それには、1確かな観測情報を配信すること。2確実なデータを開示して配信すること。3観測データを皆さんに読み取って戴き利用して貰うこと。4予想したり網掛けや延長などはしないこと。5参考とする経験則が間違ったら訂正をすること。等です。
- ところが、問題もあります。未だ観測網が十分ではありません。また、一応全国的に観測網が広がってはいると言う物の、各県数局以上、全国では数百局欲しいところですが、及びません。従って、現在は、観測局周辺の限られたサービスエリアでしか情報配信はできません。しかし、FM観測網の他に短波対等の広域観測網があり、大地震の観測は概ね可能な事、そして、異常な兆候があれば全国に点在するアマチュア無線家に連絡を取って、緊急的に観測をお願いし、必要な観測を補充していますから、特に大きな地震には対応が可能と考えています。
- 実際に観測情報を出すと言う事は、実は大変なことなのですが、多くの観測協力者や技術支援者に支えられています。信頼される地震情報の配信に邁進できればと思います。
2017年5月1日 スマホ用のホームページと大発見
- 昨年からの懸案事項でありました地震観測情報の「簡単周知」ですが、どなたでもご覧になれるようスマホ用のホームページができました。実は、4月1日に観測網の皆様には試行としてご覧戴き、見直しやご意見による修正が済んで運用開始となったものです。ただし、地震情報としてのメール配信(アドレスの登録を戴いた方へ)のサービスは、もう少し時間を戴きたいと思います。
- 次に、作年4月に発生した熊本地震では、前震が6日、本震が9日に電磁的前兆があり、13日頃、と16日頃に大きな地震があることが予想できました。そして、鳥取地震も予測通りとなり、ほぼ正しい観測と研究手法が進展していることになります。今回の熊本地震では、大分ネットワークの竹田局と、九州ネットの各局にお礼を申し上げたいと思います。
- 熊本地震の解析を進め、他の観測との照合作業で、またまた、大きな発見がありました。それは、前震が4回、本震が5回の群震だったことが判ったのです。私達は、大きな地震が2回続けて来る事が判っただけでも有頂天だったのですが、実は、その地震が群発地震模様であり、地震の回数や大きさが観測通りだった事が判ったのです。私は、竹田での観測に大きな異常が出ていたことから、観測装置を車に積んで竹田市に移動し泊まっていたのです。そして、夜9時半頃に直に地震を体感したのです。ところが、テレビ(K庁)放送と、私達の電磁観測と、実際の地震が違う事に疑問を持ったのです。しかし、7月頃に治まったノイズ観測や広域観測等も何度もチェックし一応は納得していたのですが、最終的に、データを纏めて報告書を作成しようと、他の地震観測と時系列的な照合解析を行っているときに、疑問との関連に気付き、最初から調べ直して「大発見」へと繋がったのです。(詳細は6月1日にHPへ掲載する予定です。)
- また、九州管内の各観測局も、大なり小なり熊本地震の異常が(ほぼ同時に)観測されていましたから、観測網としての記録が証明データとなって、検証された事になります。
- 最後に、観測網としての永年の懸案なのですが、地震研究や観測にますますの発展を期待して、観測や研究等に頑張った方への功労(報償)ポイントを贈呈しようとする制度です。長く続く研究や観測活動が、少しでも励みになり、元気に活動できるよう前向きに考えたいと思っています。
2017年1月1日 新年の抱負
- 昨年は熊本地震、鳥取地震、福島沖地震茨城北地震と続き、今年も地震活動が継続します。このうち、良く観測できたのは熊本地震です。他の鳥取、福島地震等は、直近に観測局が無く、観測エリア外となりました。結果として1 熊本地震では、前震が6日、本震が9日に電磁的前兆が良く出たので、13日頃、と16日頃に大きな地震があることが予想できました。従って、地震前兆の明確な経験則が加わりました。 2 鳥取地震では、約半年前に発表した地震の傾向通りの地震が発生し、広域での観測手法の正しい事を検証できました。 3 福島地震では、正しい観測手法(矯正方法)が判りました。(関東の地震は、実験でOKです。)
- 〇 反省事項、私達の観測で予測が出来たとしても、それを、地震予防に利用して貰うため、広報手段(利用等の伝達と周知徹底方法)が無い事です。その理由としては、熊本地震で14日に竹田市で前震に揺られた後、熊本に行き「もう一回、大きな地震が来る」ことを伝えましたが、テレビ等で「今後1週間は余震に注意して下さい」と、繰り返している中、私の(どこの誰とも判らない)地震予知情報は、殆ど役に立たない事が、よく判りました。
- そこで、昨年皆さんから戴いた多くのご意見に添って今年の目標は1 電磁的に地震前兆を掴む方法は、実用可能な段階まで達したが、完全に捕捉できる迄研究を進めること
- 2 地震前兆は、大きい地震で1~2ヶ月前、中地震で1週間前に判るが、周知徹底方法を構築すること
- 3 確実な地震観測情報の発信団体として、しっかりとした組織を作ること
- ○また、本年は、新たなに開発中の観測方式の導入検討と、JYAN観測網を、全県設置(将来的には、全県地方単位~全市設置)へ取り組んで行きたいと考えています。研究会は、これまでボランティアを基本として進めて来ましたが、自費ボランティアにも限界があります。目標貫徹の為には、必要な協力者を募り、適当な方法を検討しながら進めて参りたいと考えています。いずれにしましても、皆様に報告・相談をしながら、「正確な地震情報」の発信に向けて取り組みます。観測網の皆さんを始め、研究会員や協力者の皆様には、本年も、ご指導、ご協力をよろしくお願い申し上げます。2017年1月1日 地震予知観測網(JYAN研)
2016年10月08日 阿蘇山で噴火がありました。
- 1 地震との違いが判った? FM観測網による噴火の観測は、未知の世界でしたが、始めて竹田局等が噴火の前兆を捉えました。またまたの快挙です。そして、新方式の観測で、新たに地震前兆が捉えられました。こちらも噴火の観測にはたいへん判り易く予測に有効である事が判りました。FM観測網と電磁観測の数種を組み合わせれば、ほぼ間違いの無い予測が可能になると考えています。
- 2 地震電磁観測の有効性について 今回も揺れの観測が主体の気象庁からは噴火の予報は出ませんでした。ただし、火山性の微動が約1時間ほど前からあったとのことです。私達の電磁観測も、噴火の前兆が電磁的にどんな揺れを起こしたり異常な状態となってくるのかが判らなかった為に、噴火の予報は困難でした。しかし、各局の観測状況(データ)から、これまでに無い異常があったり、観測データの詳細では、確かに噴火を伴う火山性の異常が出ていました。しかも数週前からです。FMに限らず、他2種の観測では1ヶ月前からと2週前から、明らかな変化が出ていました。
- 3 今後の噴火予想 今回の観測が経験則となって、今後おきる噴火に対して「余裕を持って予報を出す」根拠データが出来たことになります。竹田局と私的グループの観測がクリーンヒットした事になります。
2016年9月19日 熊本地震で検証された地震観測装置の開発(Ⅰ)
- 1 地震での検証結果とは? FM観測網による地震観測は、震源地やその近傍での観測はできませんでしたが、地震観測そのものは完璧に近い記録やデータが保存できました。気象庁でさえ判らなかった2回続く大地震がはっきりと判ったのです。これは当該FM観測方式が正しいという記録であり証明ともなります。但し、1週間前での地震予測はできましたが、その地震予測時期が近づくと、今日?又は、明日?、となり、明日の何時頃?と、極めて難しい地震直前での予測が求められます。従って、私達は、極めて直前での予測要求に応えなければなりません。
- 2 観測に必要な性能とは? まず、数ヶ月前と言う予想概況、次に数週間前と言う直近予測、最後が数時間前という直前予測が必要となります。これは、私の実体験からであり、実際に震源地に居る方々には、本当に必要な情報であり避難生活者には無くてはならない情報となっています。
- 3 これからの実験研究の予定 私達の研究では、プロが出来ないと言う地震予知が、概ね1週間から数日前迄には予測を発表できると言う段階になりました。それで、現在は数時間前という予報に挑戦しています。実は、この研究は私が5年前から全く新しい方式を考案して行っているもので、各種観測データも揃っていますし、観測要領も熊本地震で検証ができました。従って、今後は、現在試作中の実験機が実用になるかどうか実証試験を行いたいと思います。
2016年6月17日 熊本ー大分地震について(Ⅱ)
- 1 現在の状況は? 熊本地震から2ヶ月が経過しました。しかし、現在も熊本及び周辺では震度5程度の地震が続いています。また、私達の観測網でのデータは終息しておらず継続を示しています。今後も、当分の間は地震が継くものと考えています。
- 2 今後の見通しは? 熊本-大分地震の記録データの解析が進んでいますが、各地の観測データからは未だ今回の地震が終息する方向のデータはありません。このような場合、現状のまま継続するか、場所が変わって地震が発生する場合との二通りがあります。現状のまま推移する場合は、少しずつ地震が小さい方向に移行しますが数ヶ月はかかるでしょう。また、地震発生から2ヶ月ですから震度4~3以下となります。また、周辺へ移行する場合は、口之永良部島噴火から半年で鹿児島西沖のM7地震が発生となり、その半年後に熊本地震が発生しています。また、その半年後になるはず?の湯布院・別府地震が連動して発生していますから、方向的には別府湾から伊予灘方面となりますが、距離が遠くなることから可能性は低くなるでしょう。(一部、沖縄に異常が出始めている)また、発生時期は、それぞれ半年後に発生していることから、10月頃と考えられますが、少し早まったり、遅くなったりすることがあるでしょう。
- 3 これまでの地震について 4月14日の地震に続いて4月16日に発生した地震(本震)は、やはり、私達の観測が最も正しかったことが判りました。気象庁は、14日の地震後に、ここ1週間は余震に注意して下さいと、テレビ会見で発表していました。これは、これまでの気象庁の地震の経験則から発表したものと思われますが、私達は、私達の電磁観測網の記録から別ページの表に示すとおり、14日の地震に続いて(2/3日後に)、もっと大きい地震が来ることが予測できていました。それで、15日早朝には熊本に行って「また、大きい地震が来ますよ。もっと大きい地震が来ますから注意して下さい。」と伝えましたが、聞いた方は、気象庁がテレビで余震に注意するように言っていたので、私も余震に注意して下さいねと言ったように聞いたかも知れません。=早朝だったので、ぱらぱらとしか出会えず、反応が少なかったので見回った後は観測に移行した。)結局、私達の正しい情報がテレビなどで放送されないと(伝わらないと)役に立たないことが良く判りました。=大きな反省事項
- 4 地震の観測から 今回の地震で最も大きな被害は16日の本震です。(15日の益城郡での状況は、潰れている家屋は少なかった)大分では、熊本に少し遅れて震度6強の地震が発生しましたが、これは特記すべき事象で、通常では考えられない震度となっています。ここで、注意すべきは、ほぼ同時に地震が発生していると考えられることです。理由は、第一に、熊本と別府では150Kmも離れているので、震源地の震度が7の場合、普通は震度5強程度となるが震度6強は異常に大きい。また、私達の電磁観測では、別府観測点のデータから地震が起きる前兆が記録されている(11日頃の予定だが発生しなかった)ことから、別府での地震は、熊本地震の揺れに触発されて地震が発生し、揺れが重なったため震度6強になったのでは無いかと考えています。理由2として、別府での地震が横揺れよりも縦揺れが激しかった(独自性)事と、揺れが共振して大きくなったものと考えています。
- 5 地震予知ができる観測網 九州域の当電磁観測網は16局で、熊本には観測点が有りませんでしたが、熊本周辺局の観測状況を報告します。地震でのデータ検証を進めていますが、最も震源に近く震源の上空を通過した電波を観測していた竹田局が最も正しく明瞭に観測していました。また、太宰府・日田等周辺各局も異常を観測しており、九州域全体でも異常を観測できたことになります。ただ、残念なのは、熊本に観測点が無かったことです。実は、熊本ローカルに観測を進めていたのですが、熊本は地震の無いところだからと、必要性の認識が無かったのです。残念でなりません。現在は、稼働中のFM観測網からHF観測網、FM観測網の生データ、アース観測等と、殆どの電磁波の観測を行っていますから、検証作業が大変です。特に、HFやFMバンドは、過去7~10年のデータがあることから、解析に時間がかかっています。詳細な発表はしばらく時間が必要なため、猶予を戴きたいと思います。最後に、今回の地震では、私達の地震観測(電磁観測網)が、最も正確に地震予知できることを証明することとなりました。
2016年5月8日 熊本ー大分地震について
- 1 観測手法は良かったのか? 現在、熊本から大分迄の地震について、観測データの検証作業を行っています。と言っても観測データと実際の地震との照合作業なのですが、今回は次から次へと地震が発生し、場所も熊本一帯から阿蘇、大分県湯布院、大分県別府までと広範囲になってしまいました。この多くの地震は、それぞれ、地震が起きるまでの前兆現象があるはずとして、各観測局のデータと照合検証していますが、実際は輻輳しすぎて関連づけが難しい所があるのです。これまでの地震は殆ど単発地震でしたから、照合も簡単に集中して行うことができました。しかし、今回の場合は、14日~16日、21日頃に集中し29日にも発生しました。結局、次の地震まで数10分から数時間しか無かったのです。こうなると観測記録との照合自体ができなくなってしまいます。結局、今回の地震では、私達の観測方法そのものが万全だったのか?再検討をしなければなりません
- 2 観測の何が不良だったのか? 現在は、アースの観測、AM~短波帯、そしてFM放送波の観測をしています。FM帯は見通し距離内外と遠距離局です。結局、FM観測方式では単発的な地震には効果がありますが、連続する地震では良く判らなくなってしまい、大きな欠点が浮き出たと思っています。確かにアースや短波帯の観測も以前から行っています。実地震での検証もできました。しかし局数が少ないのです。現在のFM放送の観測だけに頼っては、横ずれ型の地震や、直下型地震は状況変化が掴みにくく前兆は判らないという事になります。実は、以前の地震でも横ずれ型地震は、前兆現象の把握が難しいことが何度かありました。しかし、今回は、深度が10Km前後で大きな地震があったにも拘わらず前兆が無い事は考えられません。従って、現FMの観測方法は正逆断層を除き、直下の横ずれ断層地震は掴めないという事になります。
- 3 どうすれば良いのか? まず、直下の状況変化が判るようにしなければなりません。直下の変化を掴むためには、観測手法を変えるか、新たな観測を加えないと前兆現象を捉えることはできません。従って、直下の観測をするためにEarth観測を考案しています。実は、この欠点は以前から判っていましたから、広報用のホームページに簡単解説版として地震前から掲載済みですが、三方からの観測手法です。実用化の観測実験もかなり進んでいます。しかし、実際の手法は、現在、検証実験中で、今回、熊本-大分地震で実地検証を行う事ができました。近い内に観測装置として発表できると考えています。
- 4 電磁的地震予知の現況(地震計等の揺れ観測は殆ど困難) 地震解析ラボ=低周波(早川)月600円、GPSを使った地殻変動(村井)月300円、FM電離層反射(串田)月5千円などは、地震情報として良好な成績は出ていません。(予知3原則に当てはめると殆ど当たっていません)私達は、今回も竹田局が1週間前に把握できていましたので、唯一、正しい地震予報を出せたことになります。
- 5 これからの方法 JYANホームページにも書いてありますが、地震情報はアマチュア的では無く、信頼されるプロの覚悟が必要で、今後は、遺漏の無い観測による正しい地震情報を、必要とする方に確実に伝える手段を構築し、本物の社会貢献を実施したいと考えています。従って、第一に遺漏の無い観測機の開発を行い、第二に全国的な観測網を構築し、第三に信頼される地震情報の発信基地を作る事になります。観測網各位には今後ともご協力をお願い致します。
2016年2月1日 地震予測観測網他について
- 地震予測観測網の観測局及び協力局の皆様、いつも地震観測と研究に協力下さって有難うございます。さて、現在の観測網で全地域とは言えませんが、私達の観測と研究技術がレベルアップし、データ解析の経験も豊富になったため、地震予測で、信頼の高い予測情報が出せるようになりました。ただし、自然が相手ですから100%は無理ですが、震度3~5での年間実験では50%以上の予測確率が出せ、震度6以上に限定した場合は90%以上の予測情報が出せるようになったと考えています。
- 多分、皆さんも感じている事だと思いますが、「地震予知はできる」と言っても、それを聞いた殆どの方が懐疑的な態度だと思います。残念なことに、しばしば週刊誌を賑わしている地震予側会社が、地震の予測場所を何か所にも網掛けし、予測期間を長く取り、地震が来なかった場合は期間を延長して、100%予想が当ったと報じているようです。また、その情報は、空振りや見逃しが多いにも係わらず、全部が当たった!と言わんばかりです。これではオオカミ少年の大人版としか言いようがありません。おまけに地震学会の某教授がテレビに出演し「地震予知はできません」と臆面もなく言うため、世間一般では、地震予知はできないと思っている方が殆どです。結局、信頼が最も大切なはずの地震情報会社が、自ら大きな墓穴を掘っているようなものであり、信頼回復には相当の期間が必要ではないかと危惧しています。
- さて、私達の研究会や観測網は営利を目的としていませんから「ウソも隠しも無い」信頼される地震情報へと邁進すべきですが、JYAN研究会のHP他にも書きました通り、信頼度が上昇しアクセス数も増加の一途です。それで、今年は諸々の改善案や構想が浮上して来ていますが、研究仲間や観測仲間が今以上増えると、組織の会則等が必要になって来ますし、観測状況(予測含む)を公開する以上、組織自体もしっかりとした団体組織にならなければなりません。また、会員相互の技術的なレベルアップも必要で、データ開示と共に、それぞれが地震予報士として、または指導者として活躍戴ければと考えています。
- 私たちの研究会も急に変化は出ないと思いますが、口コミ等で私達の観測や予測に期待する方々が増えれば、しっかりと信頼に応えなければなりません。また、各地方で我々の仲間が増える事は楽しいと思います。まずは、皆さんが呼びかけて、それぞれの地方でグループができることを期待しています。
2016年1月1日 新年明けましておめでとうございます。
- 地震予報観測網及びJYAN研究会の皆様、新年明けましてお目出度うございます。どうぞ、本年もよろしくお願い申し上げます。 今年は、いろいろと変革のある年を予想しています。まず、皆さんのラジオロガーをバージョンアップし8チャンネルに変更します。これまで、受信できなかったFM放送や他のチャンネルを受信することができます。この費用はSDR研究会の協力で概ね千円という格安になりました。ただし、サイレントシステムにて改造が必要となりますので、ネットのSSサイトから申し込み後、メールで先方の受け入れがOKかどうか確かめたのち、レターパックで北海道に(520円または360円)送ることになります。あとは、4チャンネルの周波数を増やしてグラフを見ることになります。(サーバー管理の山崎さんにも変更内容をお知らせください。)
- 次に、地震予報の配信試験です。昨年から試験的に配信実験を行っていますが、震度6以上、且つサービスエリア内に限って、希望者に配信を行う予定です。現在は、無料で配信していますが、観測やその他の必要経費を補うため、快く寄付をしてくださる方がいれば、寄付をお願いしたいと思います。(これまでは、すべてボランティアで運営をしていますが、限度を超えていますので、快く寄付を申し出て下さる方がいれば、受け入れたいと考えています。)
- 昨年のハムフェアーを含め観測網の皆さんと、予測実験や配信実験、それに雑誌等へのプロフィール掲載等について話し合ってきましたが、今年からは、現在の地震予測観測網の皆さんに、可能な範囲で結構ですから、各地域の担当者として(観測データの解析、予測・予報案の検討、観測等の指導)協力をお願いしたいと思います。それで、皆さんには当研究会の地域担当者として、ホームページ等に皆さんのプロフィール(フェイスブック模様で許容範囲で良い)を掲載したいと思います。ただし、連絡は、不要な混乱を避けるためにすべてメールとし、直接的な対応はしないことを原則とします。
- 現在の試験的な予報配信数は限定されていますから十分賄えますが、今後HP等を見て、申込者が増えた場合は、それぞれの地域の担当者と相談しながらスムーズに配信作業ができるよう検討していきたいと思います。ご協力をよろしくお願いします。
- 新しい形態の観測実験を行っています。時間に余裕のある方、高額の受信機(約25万円)を自分で購入し、観測に協力してくださる方を募集しています。希望者はメールにて申し出願います。(地域指定の特殊実験で、各地方単位となります。)
2015年12月 地震予測観測網の観測機器や観測網のバージョンアップについて(4)
- 先日、地震観測網のバージョンアップがSDR研究会(SS)の中本さんとサーバーのJA6HOR山崎さんの作業(手直し)で終了しました。サーバー費用は増えますがグラフの動きが随分良くなりました。お二人にはお忙しい中たいへん有り難うございました。また、地震予測観測網に使っているRL(ラジオロガー)を8チャンネルに変えるバージョンアップは、作業が徐々に進んでいますが、現行機種からいかにしてソフトを入れ替えるかの段取りを考えないといけません。また、皆さんとご相談をさせて頂きたいと思います。また、以前から、私が提案している別口のVupと平行して、RL(ラジオロガー)をスタンドアローンでも十分使えるようお願いしているところです。
- RL又は機器の改良は、それなりに費用がかかります。現在はその殆どをSSにお願いしていますから、何とか費用の一部でもと、いろいろと工夫をしている所ですがうまく行きません。また、一般向けに観測全体にかかる方式やソフト的な要領などを纏めていますが、思うようには進まず時間が足りないように思っています。
- 先頃グループメールなるものを始めました。一括して届くため大変便利が良いものです。観測情報など一度に届きますので有効利用したいと思っています。
2015年11月 地震予測観測網の観測機器や観測網のバージョンアップについて(3)
- 地震予測観測網に使っていますRL(ラジオロガー)をバージョンアップしようという構想は、新しい提案を踏まえて徐々に構想が進んでいますが、現行機種との整合性が問題となってきます。そこで、前回皆さんにお伝えしましたが、関東各局・他局の要望がありました多チャンネル化を先に進めることにしたいと思います。機器は現行のままで、ソフトウエアの開発と入れ直しが必要となりますので、現在、打診しているところですが、もし実現すると6チャンネルから8チャンネルへとなります。近くの局や遠くの局を観測記録することができます。ただし、サーバーを高速にしたり、記憶容量を今の倍以上増やさないとなりません。したがって今以上に費用(これまでは会長負担)がかかります。ここらへんをどう解決するかが問題となります。また、機器そのもののバージョンアップも検討しています。もし要望がありましたら、私宛にメールをくださるとたいへん助かります。(2015-11月7日段階です。)
2015年9月 地震予測観測網の観測機器や観測網のバージョンアップについて(2)
- 先月から新しいJYAN研究会のPR用のHPを立ち上げましたが、ご覧いただけましたでしょうか? 現在のJYAN研究会のHPは、重厚になり過ぎて丁寧に見てくれる方が少なくなったように思います。要するに簡単明瞭でないと、誰も読む気がしないのです。私がそんな気分になりますから、HPを案内する時は、見たいところだけ見てくださいとお願いをしています。そんな事で、今度のPR用のHPは簡単にまとめたつもりです。
- 2015年東京晴海のビッグサイトで行われたハムフェアーにブースを出展してきました。昨年に増して今年は3万5千人から4万人も来たそうですが、目的はたくさんありまして、第一は、私たちの研究のPRです。「アマチュア無線家も社会貢献が立派にできる。」という事です。地震予知学会で発表したFM放送電波の観測からいろいろな現象が発見できたこと。そして、同じく、潮汐と電磁波の乱れが同期しているという重要な発見も各学会で発表してきました。第二は、電波の研究は、面白いという事です。特に地震関係となるノイズの研究は有り余るものがあります。未知なことばっかりですが、意外と見落とした部分が多く、反省させられます。第三は、仲間ができたことです。最初のハムフェアーに出店した時は一人で、お弁当やお茶も買いに行けず困っていたところ、SDR研究会の岡田・中本さんが、お弁当とお茶を差し入れてくれて本当に助かりました。午後になったとき、大分からハムフェアーに来られた田中さんが、応援してくれて、ようやく私も他のブースをちょっとだけ一巡することができました。今年は、土曜日が8人、日曜日は5人が応援してくれました。ブースに椅子を5個準備したのですが、仲間内でも椅子が足りない状況で、嬉しい悲鳴です。私たちの研究が認められてきた実感として感じました。
- 今度の、関東ハムフェアーでの皆さんと夕食茶話会では、基礎的な観測に加え、少しバージョンアップした機器の開発も話題になりました。できれば、観測網のメッシュを小さくすることや、観測機器の高性能化、それに、自動化です。どれも困難なことだらけですが、少しずつ、可能な範囲から進めていきたいと思います。それにしても、関東の方の熱心さにはびっくりさせられます。ブースでの説明も安心して任せられました。
2015年7月 観測機器や方式のバージョンアップについて(1)
- JYAN研究会のHPでも触れましたが、2009年にラジオロガーでFM放送波の観測を始めましたが、私1局が観測し、確かに異常を見つけ、しっかりと記録を取っても、その異常が他にも同様な証明者がいて、初めて認められるという事を学びました。それで、ネットを構築し準備万端で、待っていても地震現象はなかなか起こらないのです。それで、結局、九州から東へと親しいハムにRLやPC持参で協力を求め、ネットが東に広がったのです。
- 現在は、自分から進んで協力してくれる友人ハムが増え、九州沖縄から東北にまでネットが広がりました。お陰で、数多くの地震に遭遇することができました。また、私が以前から行っていた実験から、アース伝搬や潮汐同期現象などを発見しましたが、実は、今も二つの新発見があり、データを整えているところです。近いうちに皆さんにも面白い発表ができると思います。
- ところで、RLのV2自動化バージョンですが、現在、SDR研究会と相談をしていますが、ああすればいい、こうすればいいとか、メールでやり取りをしているのですが、忙しい中にも、同研究会は、たいへん熱心で、新しい方式も提案してきました。素晴らしい技術をお持ちの方ばかりで本当にハムは素晴らしいと思います。とりあえず、スタンドアローン型とネット型にし、できるだけ自動化を進めていきたいと思います。
- いろいろなご希望がありましたら、メールでお願いします。今年から来年にかけてV2を完成させたいと考えています。
2015年5月学会を終えて
- 先月の下旬に、幕張メッセの国際会議場で日本地球惑星科学連合の学会大会が行われました。今回は、電磁ノイズと地震との関係や、地震と海洋潮汐との同期現象を講演発表しました。その感想なんですが、私がJGUの学会に入った5年前とは随分変わったように感じます。特に、地震と電磁関係の研究の参加者が増えていることは間違いありません。特に、東日本大震災前はパラパラだったのが、以後は、一時的に沈滞ムードで減りはしましたが、この頃は、大幅に賑やかになってきました。嬉しい限りです。それで、変更を思い立った訳ではありませんが、私たちの観測を、皆さんに見ていただこうと自動化に取り組んでいます。と言っても、なかなか難しく、簡単で良い方は見つかりませんが、取り敢えず、自動化を進めています。
- 自動化の中身ですが、現在皆さんの観測グラフはJYANネットで見られますが、忙しいとなかなか、見に行けず時には見落としてしまいます。それで、ある程度の変化があったときには自動的に黄色や橙色や赤色などに表示してくれるプログラムを作っています。確かに、レベルが一定以上、上下するとメールをしてくれる機能がありますが、うまく使っていません。勿体ないと思います。結局、各局の表示が、赤や黄色で表示され、一度に全局の状況が見られれば、最も便利で簡単なのです。
- ラジオロがーのバージョンアップ版は、いつ頃できるか判りませんが、便利機能をしっかりと加えたいと考えています。また、進展がありましたら、お知らせいたします。 JYAN会長 國廣秀光
2015年(平成27年度)からの方針について
- 先般、観測網各位に伺いましたJYAN研究会や地震予測観測網の活動方針ですが、お概ね了承されました。ただし、次の意見がありましたので、活動計画に生かしたいと思います。以下にその概内容をアップします。
- 地震予知アマチュアネット会員、且つ、地震予測観測網協力局の皆様へ(ご意見を募集します) 2015年3月29日 JYAN研究会の目標及び方針のVupについて JYAN研究会 会長 國 廣 秀 光 春爛漫、皆様には健やかにお過ごしのことと拝察申し上げます。また、平素から地震研究と電磁波観測には特段のご協力を賜りまして誠に有難うございます。厚くお礼を申し上げます。さて、新しい年度が始まります。2009年5月に研究会を立ち上げてから満6年となり、観測電波はLF~HF帯とVU迄ですが、FM放送の観測網は沖縄~宮城で約140波となり世界に類を見ない大観測網に成長してきました。アマチュアの英知を結集し、メンバーなら誰でも何処でも「何時でも」監視できるという「プロにも無い」Liveの観測網が広がっています。そして観測で得られた電磁波の記録データを元に、地震のメカニズムや理論に迫る各種新発見を学会等で発表してきましたが、この頃は、観測グラフでの地震前兆変化が経験則として積み増され「地震の予測」ができるようになりました。しかし、観測網は現在も増強中で、十分ではありませんから全国的な予測が可能とは言えませんが、震度6以上の警報発信は「可能」になったと考えています。そこで、今年度は今一歩公開を進め、ここまで育ったアマチュア観測網が、もし「一大事を感知した場合」私達の観測が本当に「お役に立てる」よう、お知らせの体制造りを今一歩進めたいと思います。実は、この頃、HPの地震情報を見に訪れる方がたいへん多く(最多は一日数千人)なってきました。しかし、私達は、アマチュアの集まりですから、観測状況のそのままをお知らせし、そして、HPで観測情報を開示して行きたいと考えています。観測網の皆さんには、異常があれば、必要に応じてお知らせをし、時々刻々と変わる観測状況を、HP等と組み合わせながら情報を共有します。そこで、お知らせの「要領」について皆さんに伺いますが
- 質問1 観測概要を皆さんにお知らせし、HPにもUPする。 2 ハムの皆さんへ観測情報を提供する。(皆さんから推薦を受け、キーステーションとして適 当な方へ情報を提供し、徐々にハム全体への、お知らせの輪を広げていく) 3 希望者にメールで配信する。(希望者へのメール配信については実験段階ですが、全員には無理があります。良い案を考えて下さい。但し、地震予知を生業等とする方への情報配信は「禁止」です。ただし、相互に情報提供等の研究者は会長の許可制とします。) 4 観測内容又は観測レベルに応じて、要請のあった公的機関等へ配信する。 5 地方ブロックの体制ずくりを進めます。また、諸々のアイデアを募集します。 等です。観測網5年を期して、初夏あたりから、少しずつ前進させます。忌憚の無いご意見をお願いします。なお、1週間ほど待っても貴局から意見無き場合は「了解又はお任せ」として進めさせて戴きます。と言うことでしたが、結構建設的なご意見をいただきました。
- 回答 1 各観測局のデータと引き潮との関係(月の引力等)をHPにUPするのはいかがでしょうか。 2 CQ誌に毎回JANコーナーを作って頂くとかできないでしょうか?観測情報と共に活動案内や観測局紹介などもいいと思います。 3 ハムフェアーや関ハムなどの時に皆さんとお会いできれば、いろんなお話しができると思います。 4 各局のグラフを見るとき、現在北、南と位置がバラバラです。北から順番に南へ南下して見れるように出来ないでしょうか! 5 観測概要を皆さんにお知らせし、HPにもUPするのは、HPの地震情報を見に訪れる方には良いのではないでしょうか。ただ、極力トラブルを避けるため観測局のコールサインは当面非公開として頂きたいです。 6 ハムの皆さんへ観測情報を提供するのは、観測局ではないが観測に協力してもらえるなら観測情報を提供しても良いと思います。 7 希望者にメールで配信するのは、希望者というのが一般の方までを指すのか分かりませんが管理する方も大変ではないかと思います。当面はHPの公開に限定し、しばらく、様子を見るのがよいと思います。 8 観測内容又は観測レベルに応じて、要請のあった公的機関等へ配信する。=要請があるのなら構わないと思います。この場合も極力トラブルを避けるため観測局のコールサインは当面非公開として頂きたいです。 9 地方ブロックの体制ずくりを進めるのは、多くの観測局がある九州、西日本であれば可能と思います。しかし、特に東北地方はまだまだ、観測体制が整って無いので、ある程度、観測体制が出来てから考えても良いと思います。 10 JYAN研究会の地震観測網は、観測局がアマチュア無線家であることから自由な研究ができる自由な体制が必要と思います。しかし、信頼性のある観測を行おうとするときちんとした基準が必要です。機材のメンテナンス、特にRLが測定器と考えると定期校正は必要です。アンテナ種類や向き、プリアンプ無し等、測定条件はある程度基準が必要です。しかし、ある程度は自由もなければなりません。そうでなければ協力してくれる方が増えないと思います。そこである程度、基準を順守した観測局、またそれ以外の局(この中には実験的な短期の観測局も含む)など観測局にレベル分けを行うのは如何でしょうか。データを受け付けるサーバーについても同様です。また、昨年は行くことができませんでしたが今年は、ハムフェアでお会いできればと思います。宜しくお願いします。 11 現在、アンテナを向けている東西南北方向は、すべて3.11から地震の頻度が同等か大幅に下がっていて、相関データを取るにはあまり良いとは思えません。相関データを取ったり、更に進んで、実際の予測をする段階なのか、まだ良く分かっていません。データも取れて、予測にも適した方角の局があればベストですが、・・・ぼちぼち勉強します。
- まとめ 等のご意見でした。まだまだ、いろいろなご意見もあろうかと思いますが、たいへん建設的なご意見ばかりでした。また、概ね皆さんの意向に添えるように進めたいと思います。 JH6ARA 國廣秀光
地震予測実験4について
◎
2015年2月6日10時25分、徳島県南部で震度5強の地震がありました。震源の深さは約10km、地震の規模5.0(マグニチュード)と推定されています。
この地震については、南海トラフ周辺での地震を、地震予報実験4として、1月21日付で、[2月5日付近で震度6前後の地震注意報]を出していました。結果的に1日遅れましたが、概ね予想が該当した地震となりました。
今回の地震予測実験には、昨年12月25・26日東京調布市の電気通信大学で行われた日本地震予知学会の第1回大会で発表した「地震トリガーの研究」が役立っています。特にこれまでの地震データと潮汐と電磁パルスが同期していることが判って、実際に観測したデータと、潮汐などから導き出したデータがマッチし、地震予測が判り易くなりました。ただし、潮汐は2週間のサイクルで回っているため、どのサイクルかは、本物の電磁観測で判断をしないとなりません。私たちの観測網がもっと緻密になれば判断も狂わないと思いますが、今ひとつだと思います。また、26日に「放送電波でわかる地震予知」として講演発表した電磁パルスやパルス型のグラフ変化は、観測データとして目新しいものではないのですが、この予想理論とメカニズムが判ったとして、今回、学会で新しい学説(発見)として発表をしたものです。特に、地表を飛び交う電波がパルス的に揺らぐ現象の発表は、新しい発表ですが、これらの予想理論の証明はいずれ出来ると思っています。また、潮汐と地殻変動とが結びついた電磁パルスの発見は、新しい地震理論となって、これからの地震メカニズムや理論形成には大きく貢献する事になると考えています。
日本地震予知学会の結果について
12月25日、26日に東京は調布市の電気通信大学で、日本地震予知学会の第一回大会が行われました。事務局の発表で、発足したばかりの学会員数は50数名で、大会の参加者は60~70名との事でした。ハム仲間の参加者は、会員が4名、非会員を入れると8名の参加で、特に大阪から参加された方が二人もいて、HAMとしては心強い限りでした。なお、25日は「地震トリガーの研究」26日は「放送電波でわかる地震予知」として、私が講演発表を行いました。特に、地震トリガーでは、地震と、電磁波の異常との関連をデータを示しながら発表しました。瀬戸内海中心ですが、大潮の干潮時に60%、満潮を含めると77%の地震が発生していますし、潮汐と電磁波パルスは82%から88%も同期していました。これは新発見で、これからの地震メカニズムや理論形成には大きく貢献する事になると考えています。
日本地震予知学会第一回学会大会について
関係者の皆さま 地震予測観測網会長のJH6ARAです。今回、日本地震予知学会で初めての学会大会が調布市の電通大で開催されます。それで、私も頑張って2回分の講演発表の準備を整えました。日本地震予知学会の初めての学会大会ですから、お祝いを込めて、PROは勿論、HAMにも大きい話題を提供しようと考えています。25日は潮汐と電磁波の変化と地震が連動している内容をお話しますが、26日は、地震と電磁気変動とが連動する理論を含め分かり易く発表講演いたします。どちらも6年以上の記録やここ数年のデータ記録を元に講演発表をする予定です。以前は、長期間の観測データとの関連を示せずに終わったことがありましたが、今回は確かなデータを示しながら証明する予定です。従って、地震予知分野では、電磁気観測による地震予知の画期的な夜明けになるはずです。(ちょっとオーバーかも知れませんが)時間のある方はどうど電通大での地震予知学会大会(HPあり)にご参加ください。一般の参加料は2000円ですが(会員は無料)その価値はあると思います。また、当日参加できなかった方のために、学会発表講演後に当HPに概要を掲載する予定です。
長野での地震前兆を金沢局が観測していました。(お知らせ)
11月22日(土曜日夜)に起きた長野での地震前兆を金沢のJA9AA円間さん所の観測局が捕えていました。(JYAN研究会のホームページ=http://jyan.biz/に載せていますのでご覧ください。)前兆の出方が、それぞれの観測局によって一様ではなく違いがあるようです。これは、電波の伝搬ルートや受信アンテナ等によっても変化しますが、やはり、一番は地殻内部の状況や地下から地表までの距離等の伝搬ルートによって大きく影響されます。関東では、よく地震が起きていますが、震度1~2でも電波の揺らぎは出ますが、しょっちゅう地震があると、前兆解析が混乱模様になります。ただし、大きい地震は今回のように明確に出ますから、皆さんも、クロスチェックできるよう、周辺の方を誘ってくださると心強くなって、地震(自信)が持てますよ。
10月20日からの変更予定
10月予定 少しずつ準備していた災害危険情報等の収集と配信ですが、CQ誌にハムの社会貢献という特集で、地震予知アマチュアネットが掲載される予定になっています。それで、丁度良い機会と捉えて作業を進めたいと思います。その1は、ハムが電磁波の異常伝搬やノイズ等の異常に気付いたとき、どこに連絡すれば良いか判りませんでしたし、その情報を受け付けてくれるところもありませんでした。阪神大震災や東日本大震災でもその必要性は十分判っていますが未だ改善できていません。そこで、万が一に備え、その異常情報をメールで受け付け、適当な機関に配信する作業をJYAN研究会が試行し、実験して見たいと思います。現在、JYAN研究会の私(会長他1名)が日本地震予知学会の会員ですし、情報収集のあり方や生かし方などを研究して見たいと思います。 hamic@jyan.jp その2は、JYAN研究会の観測網が沖縄から福島まで広がり、地震の前兆観測が可能と思われるエリアが次第に広がってきました。現在の所、前もって地震予知できた例も増えていますが、未だ観測のクロスチェックや二重三重の確認等が満足とは言えず、発表までには至っていません。しかし、万が一、震度6強以上で、場所、時期等がほぼ特定可能な場合に限って、観測状況を明示しながら注意喚起メールを配信する実験を行いたいと思います。なお、配信先は、配信内容に責任を問わない法人又は個人に限定しますが、予想可能なエリアは概ね観測局から30Km以内で隣接局と重複チェックでき、地層や電離層等の観測も参考にできる範囲と考えています。
今年の大雨(異常気象)と電磁気観測
9月中旬 今年の大雨によって各観測局の電磁波(気)観測にも”大雨”が良く現れています。伝搬ルート中に雨が降れば電磁波の電界強度に変化が現れるのです。この変化はプラス変化とマイナス変化に別れますが、伝搬ルートの形状によって変化します。これは前線や降雨による温度変化が大きな原因と思われますが、雨による地表の温度・湿度変化が電界強度の変化として現れるのです。結局、この電界強度の+-変化は伝搬ルートに空気層の温度変化が電磁波を回折(押し下げるか押し上げるか)させる事によって生じている電波ミラージュ(シュリーレン現象)だと考えています。皆さんのグラフに降雨による変化が如実に現れている事がありますが、確かに、その電磁波の伝搬ルートには気象変化による電界強度変化がそのまま現れています。この現象を見ると、地表の電磁界変化が地表数メートルを通過する電磁波の伝搬ルートを回折させると言う私達の主張は、一般的にも判りやすく(馴染み易く)なります。これは、地下の震源付近の軋轢(地震前兆としての変化)が圧電気や摩擦電気を発生させ、その電磁気が地表にも伝わったとき、その直上を通過する電磁波を引き寄せたり、反発したりするのです。これは、(地表の電磁気が+か?-か?によって、お互いに引き寄せたり反発するのと同じで)地表の電磁界が、その電磁界中を通過する電磁波を引き寄せたり、反発して突き放したりするのです。この現象によって皆さんの電磁波観測にも電界強度の変化として良く現れているのです。(FM電磁波の直接波観測には良く現れますが、パルス状の変化は、地表の電磁界が通常より強力に変化したときに現れる一時的な現象です。) 今年も8月23日(土曜日)と24日(日曜日)にビッグサイトでハムフェアーに出店(J55)しました。JYAN研究会も3回目の出店ですからお馴染みになりつつあるのか来訪者が随分と多くなりました。残念なのは、折角お寄り戴いても、前の方とお話中でご挨拶が出来ず、名刺だけ置いて行かれる方が多くて、たいへん申し訳無いことを致しました。翌日(日曜日)は前日に比べ、ゆったりしていましたので、私も他のブース展示を見て廻ることが出来ましたが、その間プロジェクターで、最新の研究内容を皆さんにお見せできたと思います。船橋の横井さん、高知の本吉さん(YL)を始め、JI4TPOさんや協力戴いた多くの局長さんに厚くお礼を申し上げます。 大阪府川西市(前回枚方市と書きましたが間違っていましたので、訂正します)のJA3PXP清水さんの紹介で三原市と大阪市の2局が開局準備をしています。これで、大阪は4局体制となってほぼ確実に大地震が見えて来ると思いますし、また、準備中の広島県三原市は瀬戸内海を挟んで新居浜市と両方から観測することによって瀬戸内地震観測の信頼度が増します。当初の目標であった全国でFM観測網が30局、120放送局のモニターを達成することとなりました。今年の年末に第一回の地震予知学会大会が電通大で開催されます。私も、これまで発表して来た地震と電磁気関係の発表を予定していますが、もし、皆さんの中で予知学会にも顔を出してみようという方がおられましたら、私宛にメールを下さい。申込み等、参加のお手伝いをさせて戴きます。なお、今回は日本地震予知学会の初めての研究発表大会ですから、世間一般からも注目されることになるでしょう。
ハムフェアー出店と観測網の増強について(お知らせ)
8月23日(土曜日)と24日(日曜日)にビッグサイト西でのハムフェアーに出店します。今年で3回目となりますが、昨年に続き今回もプロジェクターを持って行き、皆さんに最新の研究内容をお見せしたいと思います。また、関東近辺は勿論、遠くからハムフェアーにお出で下さった皆さんには、是非研究会ブースにお寄り戴いて、情報交換(いろいろ技術的なノウハウを交換)したいと思います。 昨年からしばらく、ラジオロガーの在庫が無くなっていましたが、ようやく追加(数少ない)が出来ました。それで、早速ですが、7月、8月で3局増えることになりました。これで、FMの観測網は28局体制で112局のFM放送を受信し観測をすることになります。特に、福岡県宗像市のJA6FXK高橋さん(九州北西部の福岡周辺が3局体制)兵庫県川西市のJA3PXP清水さん(大阪周辺部が3局体制)福島県福島市のJF7XUR山口さん(東北に1局めの誕生)の3局が開局をしました。これで、福岡・大阪が3局体制となり信頼度も上がって、大きな地震は確実に把握できるようになるでしょう。関東(3局)東海(2局)名古屋(2局)大阪(3局)福岡(3局)と次第に人口の多い地域の観測局が増え、大分ネットを始め、全国でFM観測網が28局、112放送局のモニターをする事になりました。他に、HF帯域やアース帯域なども含めると34局になり一大ネットになりました。新生の地震予知学会からも注目される事になると思いますが、地震研究は継続が必要です。大地震はいつ来るか判りませんが、その時に備えて、観測網を充実させ、万全な体制を取りましょう。
日本地震予知学会について
① 8月1日に新予知学会のプレスリリースがありましたが日本地震「予知」学会が誕生しました。これは、昨年、日本地震学会が「地震予知はたいへん困難だ」とコメントしたことに端を発していますが、実は、地震学会や連合学会等で地震の先行現象や、電磁気観測での予知研究をしている学者や研究者から大ブーイングが出ていました。何故かと言うと、電磁気関係の地震予知研究をしている方が主なのですが、自費などで実際に観測を行っており、先行現象や前兆現象から地震予知の可能性を重ねて発表し、また、予測や予報の発表迄進んである研究者が多くいたのです。 ② 阪神大震災以後、毎年100億円前後の予算が割り振られていました。ところが、本来行うべき地震予知の研究費用は極めて少なく、その殆どが地震の基礎理論解明や全国の地震計を超高感度地震計の交換し、1200カ所に及ぶGPSの受信装置などに使われていました。それで、地震計やGPS受信網が地震予知に大きく貢献してくれれば問題は無いのですが、最も期待された地震警報は1/3が間違いで、最も必要とされた直下型の地震には全く間に合わず、役に立たない事が判りました。GPS受信装置による地震予知も今後に期待をしたいとは思いますが、現実はアバウトすぎて役に立ちません。 ③ 結局、地震予知研究の拠り所だった日本地震学会が、地震予知は困難とアナウンスしてしまえば、地震予知を目指す研究者たちは、困難な地震予知を何とか実現しよう!と言う新しい学会を作るしか方法は無かったのです。私達アマチュア(ハム)は、元々電波や電磁波が専門ですし、電磁気の研究や観測から地震予知ができれば、趣味と実益が伴うことにもなります。そこで、電磁気研究で地震予知という社会貢献ができるのであれば協力は惜しみませんとの考えで、日本地震予知学会の設立については、JYAN研究会として最初の立ち上げ準備から協力を行っています。 ④ 日本地震予知学会の会長さんは、電気通信大学の名誉会長である早川先生ですし、地震研究で有名な東海大学教授で地震予知研究センター所長の長尾先生や、千葉大学の服部先生など電磁気分野で地震予知研究で有名な先生が名を連ね、東大名誉教授の上田先生を筆頭に多くの研究者が協力しています。 ⑤ 地震予知の研究には、地下深くの地震前兆の把握が必須であり、この為には電磁気観測以外に成し得る方法は無いものと考えています。従って、これからの地震予知は新生日本地震予知学会がリードすることになると期待しているのです。また、私達アマチュアも、地球上で最も怖い地震の予知について、同好の学会として実現できるよう協力していきたいと思います。 最後に、地震予知学会への入会には会長他の推薦が必要です。その場合、JYAN研究会が仲介の労を執りたいと思いますので、メールにて問合せ下さい。
伊予灘地震の解析結果Ⅲ(パルスの追求へ)
① 6月25日 先月、報告した電磁パルスですが、2~4月は毎週のように現れていたのですが、5月中旬から雨期に入り、6月になってからは概ね静かになっています。それで、現在の観測は地表と地下方向に的を絞って観測を続けています。地殻の微動や変動がパルス観測によって摑めるようになれば地震予知は大きく前進すると考えられます。しかし、現段階ではまず、電磁パルスを捕捉し詳細に観測することが地殻変動を掴む最も有効な手段と考えています。JYAN観測網による集中した観測が必要で、経験則を積むことによって今後の進展が期待されています。しかし、電磁パルスそのもののメカニズムについては、予想はできるものの、未だ明確な証拠は示されていません。従って、今後は、どんなときに、どのように現れるのか?とか、その他の現象との関連等も含めて調査を継続したいと思います。まずは、地震との因果関係を掴むことが必要なのです。 ② 今のところ、地震の前にうねりや波のように幾度かに渡って電磁パルスが強くなったり弱くなったりしています。地震が近づくにつれてパルス変化が大きくなってくることも判りました。そして、電磁パルスは凹凸状況にも現れ、これまでの観測ではグラフ上でプラス方向と-方向に現れています。そしてもう一つ、地震が近付くにつれて凹凸が現れる間隔が狭くなることです。現在、私の予想では、地殻の軋轢が圧縮方向であればプラスのグラフ、地殻が引き離れる方向であればグラフにマイナス方向の電位が現れていると予想しています。 ③ 結局、現在のFM放送の受信を、直接波(フレネルゾーンまで)に絞り、その電界強度変化を調べることによって地震を予知を達成しようと考えています。そのためには、観測網を全国網に広げ、100Kmメッシュから、30Kmメッシュにまで整備すれば、ほぼ電磁パルスの観測は可能であると考えています。この時、地殻変動の塊と言える地震の震源地もFM電磁波の電界強度変化他によって把握可能で、地震の三要素が県単位で判るのではないかと考えています。(実は、地震の予知では、FMの観測に加え、アース観測やHF全域(電離層)の観測を加味しています。いずれも異常が現れれば、ほぼ間違いの無い地震予測が出来るからです。) なお、現在のところこの電磁パルスのネット観測による自動警報システムと、自動警報情報の自動送出システムを開発中です。
伊予灘地震の解析結果Ⅱ(パルス解析)
5月15日 伊予灘地震で、凹凸パルスの出処進退が明確になったので4月の連合学会で発表をしました。現段階では、地殻変動や地殻微動による電磁界(パルス)の影響であり、電磁波も発射されていると考えています。当然、電磁界の強さによって発射されるかどうか?が決まり、境界型となる電磁界もあるでしょうが、通常は強力な電磁波として現れています。ただし、この電磁界パルスはどこにいても強力に受信できるわけではありません。もう5~6年も前ですが、50Mhzのポータブルアンテナを逆さまに置いたらパルス音が大きくなって始めて気付いたように、地表に近いほど強く入ってきます。この発見時は、地中からノイズ的なパルスが出ていることは判ったものの、その根源が何であるかは判っていませんでした。しかし、何年も観測を続けていると、地中からとしか考えられないため、地上高の違うアンテナで試して見たところ地上高が倍程違えば、低い方が入感する度合いが倍以上違うので確信的となりました。また、今度は地中に的を絞って、アースをアンテナにして実験してみる見ると、電波時計の電波信号が通常の空中アンテナに比べてアースアンテナの方が20DBも強力に入ってきたのです。(2012年JGpUで発表済み)通常では考えらませんが、これで、確信できました。しかし、どのようにしてパルスが生まれているかはまだ、判っていません。そこで、岩石破壊などが原因だろうと考えましたが、通常の日で、何にも無い静かな時間帯にも強力なパルスが出てくるので、訳が分かりません。結局、その理由が予想できたのは、地殻変動や地殻微動時に、岩石破壊と同じ事が起きていると予想できるようになってからです。それから、この地震パルスを総て記録するようにすると、パルスの出処進退がようやく摑めてきました。台風や、強力な低気圧、潮汐等で出方が違うのです。低気圧の移動によっても違ってきます。従って、電磁気パルスは、地殻変動や地殻の微動によって現れ、地震の前後には強力な電磁パルスとなって現れ、大きな地震の前には強力なノイズも発し、ラジオが聞こえなくなるくらい強力に現れていたのです。(多くの証言あり) ② 私達が、RLの受信に利用しているアンテナ地上高は、平均して、5~10mです。高いところはアパートやマンションでの上層部であれば15~30mとなりますが、この地上高は受信の感度や地表面の電磁界の影響について大きな関係があります。地上高が高くなると、FM放送波はきれいに、強く受信できますが、地表の電磁界変化には疎くなります。従って、地上高の設定はあまり高くないようにする方が受信に適しています。また、どうしても、高い場合は、しっかりと大地アースを取ることをおすすめします。そうすれば、地上高と地表の電磁界と両方の受信ができると考えます。 ③ 南海トラフの地震が騒がれていますが、私達の観測結果では、今年の1~2月に宮崎・高知あたりで通常に無い大きな異常が発生し、それが、3~4月には和歌山・名古屋あたりに移って、最後は4月~静岡や神奈川へと移って行きました。そして最後に関東で地震が発生しましたが、結局、この移動は、大きな軋轢の波が移動した結果だと考えます。前回の東北大震災では北から南へと地震が続いて発生しましたが、南海トラフでは、反対に、南海方面から東南海、東海、関東へと続くように推定されます。というのは、前回の関東地震の前には最初に宮崎・高知から異常があって、次第に関東へと異常が移って行ったのです。結局、関東では、逃げ場が無いので、地震となってエネルギーを発散・解消したと考えています。従って、今度発生すると予想されている南海トラフの地震は、宮崎・高知ラインが切っ掛けとなり、次第に北方向へと地震が連動して行くのでは無いかと推定しています。
伊予灘地震の解析結果Ⅰ(パルス発見)
① 伊予灘で3月14日と3月22日の二回に渡って地震が起こりました。丁度、私の観測局がほぼ真上であったため、殆どの観測装置に多くの記録が残りました。これらの観測の中で、特にFM電磁波の電界強度グラフの中には、パルス模様の凹凸が入っていました。これは私の所が結果的に地震の震央から近かったので四方の電磁波グラフに凹凸が記録されたのです。詳細に調べてみると三ヶ月くらい前から少しずつパルスが入っており、地震まで次第に回数が増えていきました。また、この凹凸パルスのレベルが地震前には最大となり、地震が終わると次第に小さくなっていきました。従って、このパルスは地震との関係が深かったことを示しており、これまでの、FM電波の電界強度グラフに凹凸のパルスが加われば、相応の地震が発生することが判り、その間隔が次第に狭くなれば発震の時期が間近にあることが予測できることになるのです。(この内容は、連合の学会にて発表しました。) ② 次に、この凹凸の原因ですが、6年前に専用受信機で観測を始めた頃から疑問に思っていたのですが、雷のパルスとは違って、雷が落ちていないときにもこのパルスが発生し記録されていました。それで、ハムの受信機や回転アンテナ等を使いながら、このパルスの出所を探し、ついには車で移動しながら探して回りましたが、簡単には摑めませんでした。そうしている内に、どうもアースから出ているらしいことが判りました。というのは、パルス電波を探し疲れてアンテナを逆さまに置いたとき、パルス音が大きくなったのです。考えられないことなのですが、アースから出ている?と気付きました。また、アンテナを地上高14mと5~8mのアンテナを比較してみると、低いアンテナの方がパルスの電磁派が強いのです。結局、アースをアンテナ代わりにして繋ぎ、地下からの信号を確認することになりました。これもうまく行かず、ビバレージアンテナにしたり、ロンビックにしたり、変形のロンビックアンテナで電波時計の信号が良く入り、なおかつ空中のアンテナよりも強く入ることを発見したのです。(この内容は2012年の学会で発表済みです。) ③ しかし、このパルスの出処が良く解りません。結局、現段階では地殻変動又は地震微動だろうと予想しています。何故かと言えば、地震の無い時期にもこのパルスが出ており、そして、このパルスには集団的な凹凸となっているからです。この凹凸は地殻変動の内、高圧となったときと陰圧となったときの電磁界がプラスとマイナスを表し、それが、凹凸のグラフとして現れていると考えています。従って、地殻の変動があれば、電磁パルスを出していると考えられますが、私達のネットワーク内にはどこにもそのグラフに現れていますので、これは全国的な現象であり、以前の現象を組み合わせると、台風や、強い低気圧、それに満ち欠け、等でパルスが強くなったり弱くなったりしていることから、地殻変動や地殻の微動が原因だろうと考えています。最後に、この凹凸が次第に大きくなり、間隔が狭くなると地震が発生していますので、今回の地震と電磁パルスの関係が極めて重大な発見で有り、地震予知には多いに有効であると言えます。 最後に、日本地球惑星科学連合の2014年大会(学会)が横浜のパシフィコで行われました。私は、4月29日の16時15分から地震火山電磁気現象(313)の中で地震予報と上記内容を発表しました。
伊予灘地震とその後の観測状況
3月20日での状況を「観測と異常変化の状況にアップします。
伊予灘地震の観測結果 3月14日の伊予灘地震については、現在詳細な解析作業を行っています。その結果については、後日アップします。現在までに判った概要をお知らせします。
1 地下80Kmクラスでは、観測グラフに良く出ない事が多い。 2 観測範囲をあまり広範囲(遠距離)に広げると焦点が絞りにくい。 3 瀬戸内海などの海中地震は陸上に比べて変化がグラフに出にくい。以上のことが観測結果として判りました。 その原因と対策について 1 関東で、地下60~70Kmの地震の場合、変化が少なかったし、今回の瀬戸内海で地下80Km地震の結果を見ると、明確なグラフ変化は出ていません。従って、深い震源の地震は観測グラフに明確な変化が出にくい事が判りました。 2 これまでは、観測局が少なかったので、広範囲な観測を実施してきたが適正な観測網に変えていく必要があります。従って、以下の1~5を基準にして観測網の構築を行います。 (1)観測は、自局から周囲50Kmの放送電波の受信を第二次設置基準とする。具体的な距離の目安としては20~80Kmとする。(2)極力直接波を受信し、信号レベルを10db~40dbを基準とする。(3)見通し外の受信が必要な場合は、約150~300Kmを基準とする。(4)FM放送の周波数選定は、できるだけ85Mhz以下を選定する。(5)受信アンテナは地上高約10~30mで固定・単独の形式とする。 3 観測局の適正設置 今回の、伊予灘地震では、適正な観測範囲とはいえず、観測グラフも明確に出ていなかった。そして地下80Km、海中数百メートル以下等の悪条件が重なって正確な予報にならなかったものと言えます。従って、今後は、双方向で、適正な観測を目指したいと思います。
観測情報について(平成26年2月20日)
観測に係る電波伝搬の概況ですが、今年の初めからHF帯域の好調をお知らせしていましたが、一時治まりかけたものの、また、ハイバンドのオープンが継続しています。午後、暗くなってからもしばらくは調子が良いのですが、深夜に入ると例年通り(クローズ状態)となってしまいます。 一方、FM帯域の概況ですが、厳寒期に入って雪等の気象変化が大きく伝搬ルートの空気層が冷たくなったり暖かくなったり、又は逆転したりと変化が激しいようです。変化の大きいところを横切るとFM電波には大きな影響が出ますが、特に降雨(降雪)による影響が大きく、電波伝搬状態の変化が電界強度の変化となってシビアに現れています。観測グラフでは、同じ観測局でも伝搬方向によって、強くなったり、弱くなったりしますが、雨の降りはじめや天気の回復が見事にグラフと一致するもで、雨の気象記録を見ているような気分になります。 最後に、アースからの電磁気観測ですが、とりあえず、いろいろな「アンテナ?」を工夫して観測実験を継続しています。TMさんにも応援を戴いて新しい挑戦も始めていますが、アースから入る電磁気は雷に代表される電磁パルスが圧倒的に多く、他には人工雑音も多く入ってきます。目的は地下の震源からの電磁気なのですが、結局、入り口をアース一本に絞り、回路内で不要電磁気を排除するという二重の働きが必要なようです。いずれにしても、私達には得意の分野ですが、実際は震度6以上の大きい地震は、震源が近くで、しかも浅い場合に限られています。このときは、雷模様の電磁エネルギーは両面から観測され、弁別も雷の除去だけで良ければ、そんなにシビアに考える必要はなく、もっとアバウトに考えても良いものと考えています。実際、東日本大震災の直前は、強力な雷の信号?も毎日のように受信されています。
観測網100局のお祝い(平成26年2月3日)
JYAN研究会の地震予測観測網がついにFM放送局の電波を100局も受信記録ができるようになりました。JYAN研究会の発足から6年目ですが、こんなに早く100局の観測網に成長するとは考えていませんでした。最初は15名の研究仲間で始め、2・3人で始めたノイズ観測も、今では200名を超え、アマチュアのFM放送観測ネットが新聞に載るほどの電磁波観測網に育ったことになります。この頃は、地震と電磁気の関係や電波伝搬に現れる現象の因果関係や、基本的な地震のメカニズムさえも理論予想ができるようになりました。その予想の検証作業は簡単にできないとは考えていますが、観測網の充実拡大によって本物の地震観測データが次々と記録され、貴重な経験則として集積されつつあります。ひょっとしたら、国も注目する程の地震予測観測網に育つかも知れません。ここに、改めて、研究会や観測網への参加者と指導・協力者の皆様に厚くお礼を申し上げます。JYAN研究会&観測網会長 國廣秀光 (JH6ARA)
新年のご挨拶(平成26年1月1日)
地震予測観測網及びJYAN研究会の皆様、そしてホームページに偶然来られた皆様、「新年明けましておめでとうございます。」ボランティア活動として地震予知アマチュアネット(JYAN研究会)を始めて6年目を迎える事になりました。次第に、地震と電磁気の異常や電波伝搬に現れる現象との因果関係等が判ってきました。検証材料は少ないながら、観測網の拡大によって本物の地震観測データが次々と記録され、重要な経験則として集積されつつあります。現在では、関東から沖縄まで92局のFM放送電波を観測しているからです。今では、地震の数日から数週前に地震の前兆現象として電磁気異常が現れることが当たり前のようになりました。そして、地震情報として正確を期するため、電磁気の超低周波から極超短波迄、そして震源域から伝わる電磁気異常をアースから直接観測(逆転の発想で2012年発表済み)する事によって、パーフェクトな地震予知を試みています。 JYAN研究会と地震予測観測網のメンバーは、観測状況を天気予報のように普通にご覧戴き、みんなが安全に暮らせる日を実現しようとしています。 JYAN研究会&地震予測観測網 会長 國廣秀光
観測情報について(平成25年11月1日)観測局に公開
地震予測観測網(JYAN研究会)は、各観測局が観測した「そのまま」を全員に見て戴いています。これは、今後、予想される大地震を確実に予知するため、地震研究の基礎資料となる検証データを収集し、研究を発展させながら、研究資料や経験則等を積み重ねています。これらは、大地震による被害を未然に防止するため、会長を筆頭に研究や観測網に係わる全員が一致協力して進められているのです。 現在の所、地震予知の情報は特別な場合を除き公開や発表はしませんが、観測情報は地震予測観測網やJYAN研究会HPを通じてお知らせしたいと思います。 研究会&観測網 会長 國廣秀光
地震予測観測網のホームページへようこそ。(平成25年9月1日)HP第一次
地震予測観測網(JYAN研究会)は、会員向けの研究情報、観測情報、予測情報などをお知らせするホームページです。従って、会員が、地震の電磁前兆現象を研究し、ネットを組んで観測し、総合的な解析を加えながら「地震予測」を行うための連絡網(ホームページ)となります。観測網の構成メンバーはJYAN研究会の観測メンバー(協力者を含む)ですが電磁界研究の粋を集め、ボランティア精神によって地震と電磁気現象の研究を継続しようとしています。最終的には、地震災除が目的ですが、ハム(電波)と消防防災(FRU)と地震(EQ)学者等が、地震の予測に向けて日々研究開発を行っています。実は、昨年から地震学会のプロ達が「地震予知はたいへん困難だ」と公言していますが、私たちはその困難に英知を結集して、誰にもできなかった地震予測に挑戦してみたいと思います。とりあえず、地震予知への可能性のある前兆現象へのは何でも研究をしてみよう!と言うスタンスですから、皆さんにアイデアがありましたら、是非仲間に入って「知恵やアイデアをお試し下さい。」よろしくお願いいたします。 観測網代表 國廣秀光