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1 短波帯迄の全域観測では、今年の1月以降次第に電磁波のレベルが上がってきました。伊予灘地震後は、少しずつ収まる方向にあります。しかし、全体的には信号強度は異常レベルが継続しています。 2FM帯全域の観測でも全体的に電界強度のアップが確認されています。しかし、ノイズは減少傾向でこれ迄の観測では東日本の時と良く似ています。 3FM観測網では、震源の深さが80KMもあったにも拘わらず一部に明確な記録がありました。従って、観測網全体としてはぼやけた記録が多かったと思っています。また、宮崎や高知での異常は、終息方向ですが東海や関東で異常が出始めています。また、今回の観測で、さざ波模様の電磁気的な記録が確認されました。これから検証作業を行っていますが、これは新しい経験則として今後の観測に役立つと思います。 4アース観測では、地震前後に異常が見られましたが、現在は出ていません。 5その他は鋭意研究調査中です。 従って、当面の要注意地域は東海から関東方向に移っていると思います。根拠としては、宮崎、高知の観測で特異な異常が出ていましたが、終息方向に向かっています。しかし、名古屋、東海、関東地域の観測では、海洋方向で日頃に無い異常が記録されています。従って要注意の観測地域を南海方面から東海方面へとシフトしていますが、東日本と類似かどうかは、これからのいろいろな観測を見ないと解りません。但し、異常が継続し、その出方が明確になってくれば、数週前に注意や警戒が必要と思っています。